カーセンサーに出品されているYouTuberファビオ 氏のマクラーレン「720S」でマクラーレンのブランド価値を考える
自分はチャンネル登録はしていませんが、岡ファビオ氏の所有してたであろう、マクラーレン720Sがカーセンサーに出品されていました。
カーセンサーより引用
このマクラーレンですが、動画によると約5,000万で購入したとありますので、約1,420万円の値を下げていることになりますが、せっかくなのでちゃんと計算してみようかと思います。
動画の中で注文書が出ているシーンがありました、わかりにくいですが見積額は約4,922万円ほどになっている様です。注文書にも新車の所に丸がかかっていますので間違いなく新車だと思われます。ただし、ここの販売店が前もってオーダーした新車の在庫車の様ですね。
YouTubeより引用
この動画が公開されたのが2/2ですが、実際には納車に色々手続きがあり数週間はかかるのですが2/4には納車の動画が公開されていますので、1月には納車されてたであろう事が予想されます。
走行距離は2,818kmなので、約3ヶ月での距離ですので若干過走行気味ではありますが修復歴はなさそうです、ここでちょっと計算をしてみると。
購入時・・・・・4,922万円
中古車価格・・・3,580万円
差額・・・・・・1,342万円
おそらく、中古車として販売店の利益が乗っかっていると思いますので、それを含めたとして数百万のマージンがあると思います、なので売却価格は1,600万から1,800万のダウンの3,300万〜3,100万の間ではないでしょうか?(あくまであくまで自分個人の主観です)
約3ヶ月所有で1,500万円以上のダウンは高いと見るか安いと見るかは人それぞれだとは思いますが、自分としてはかなり高い方だと思います。これがフェラーリであれば・・・と考えると色々思うところがあります。
※但しフェラーリは新車の場合、納期約2年の列に並ばないとそもそも買えないYouTuber不向きの車です。
マクラーンのブランド価値とは?
マクラーレンのラインアップは、上から「アルティメット」「スーパー」「スポーツ」と3つのラインアップにより構成されていますが、今後は派生モデルを含む18種類のニューモデルに投資すると発表されています。
ランボルギーニは、アヴェンタドール・ウラカン・ウルスと3種類ですが、自分個人の見解としてはそんなに種類を増やしてブランドの価値の向上と維持が出来るのかかなり心配なところではあります。
よく目にする = 珍しくない
マクラーレンはレースでの実績は十分ありますが、こと市販車の実績はまだまだ歴史が浅く、今は価値の高いモデルを出していくのが最優先だとは自分は思うのですが、現在マクラーレンは一般に浸透しているイメージがまだまだ薄いとは思います。
自分が所有していたランボルギーニアヴェンタドールや現在所有しているウラカンは子供や女性が見てもランボルギーニだという声を頂きますが、マクラーレンに関しては日本での一般の方への浸透度はまだまだだと思います。
フェラーリやランボルギーニは台数をあまり販売しない、もしくは長期モデル戦略を取っていますが、マクラーレンが18車種をリリースしたとして、はたして一般のユーザーに対して認知度が上がるのが自分としてはなかなか難しい戦略だとは思います。
赤のスーパーカー・・・フェラーリ
低いスーパーカー・・・ランボルギーニ
はたして、マクラーレンは今後どんなブランドイメージを育て成長していくのでしょうか?
by マクラーレン