メルセデスベンツC63S AMGとポルシェ718ケイマンの違い
なぜケイマンを購入したのか?、メルセデスベンツのC63S AMGはとてもいい車です。そう便利なのです、性能がいいのです。
メルセデスベンツC63S AMGの欠点
メルセデスベンツC63S AMGを会社でリース開始したのはちょうど2年前の9月、その前のC63 AMG 507エディションより5馬力ですがパワーアップしたエンジン、最新のスタイリング当時は心躍る毎日でした。
でもなにかが違うのです…いままでC63Sで気が付いたことを洗い出してみると。
- とにかく重たい車体重量(1,790Kg)約1.7トン
- フロントヘビーなFRで後輪のグリップ不足
- コンフォートモードでのパワー不足
- スポーツモードでの低速でギヤがガクガク
- 66リットルとタンク容量が少ない
- 立体駐車時における操作のめんどくささ
1.とにかく重たい車体重量です。1.7トンの巨体を動かす510馬力というパワーがありますが、それでも重量感のある操作感覚があります。
2.後輪のグリップ不足、フロントがヘビーすぎて後輪のグリップがあまりないような気がします、道路から鈍器などのお店にちょっとした段差を左折で乗り上げるときなど簡単に後輪がスリップしてしまうときがありますね。あとは0Kmからの加速ですが、高速のETCの改札をくぐりスポーツモードとかでちょっと踏むと後輪がスリップしてしまい非常に危険です。
3.コンフォートモードで日常使いに不満はあまりないですが、ちょっと加速が欲しいなと思ってグッと踏み込んでも「・・・・ググググ!!」という感じに寝ぼけた体を起こすような感覚で加速が始まるのでちょっとタイミングが通貨めないときが多いのが現状です。
4.スポーツモードでの低速でギヤがガクガクなのですが、スポーツモードでの走行に関してはとてもパワフルで気持ちいいのですが、信号とかでの一時停止時に「ガクン!!」とかなりのショックを感じるギヤ選択を自動的にしてしまい、たまに同乗者もビックリさせてしまうことが多くありました。
5.これは東京大阪間を何回か走行した時の感想ですが、Cクラスと180でも容量66リットルとやはり燃費が悪いエンジンにこの容量はかなりドキドキしながら給油ポイントを意識しながらの走行になってしまいます。
6.立体駐車時における操作のめんどくささですが、以前の「メルセデス・ベンツC63S AMG を立体駐車場に止める時の諸注意、意外とめんどくさい」の記事にでもご紹介させていただきましたが、横滑りのセンサーを無効にするのはわかるのですが、メモリーしてくれないので毎回セットする必要があります、これは今でもたまに忘れてしまうので立体から出すときに「ピ-ピ-」と鳴いてしまう時がありますのでよく焦りますね。
ではメルセデスベンツC63S AMGの良いところは?
- Cクラスでありながら、Sクラスに劣らない存在感
- それでも魅力的で暴力的な510馬力
- 完璧すぎるほどのいたせりつくせりの内装
1.Cクラスでありながら、Sクラスに劣らない存在感があります。ちょっと昔のメルセデスはクラス別にグリル、ヘッドライトなどスタイリングに差をつけていたのですが、最近のメルセデスは金太郎アメと揶揄されることも多いですが、Sクラスとの差がほとんど無くなってしまった感がありますね。その恩恵をCクラスがもろに受けている状態です。
2.魅力的で暴力的な510馬力です、いろいろ文句はありますがそれでもV8、4リットルツインターボが生み出す510馬力はとにかく暴力的な加速を味わえます。C63S AMGで採用されたM177のエンジンの上位機種でM178エンジンはMercedes-AMG GTにも採用されているモンスターエンジンとなっています。
3.完璧なシートポジションが設定できる電動シート、快適な電動ルーフ、その他いたせりつくせりの内装がメルセデスの魅力と言っても過言ではないでしょう。流石にシートマッサージャーは付いてませんがいたせりつくせりといった感じです。
まとめ
C63S AMGは1600万もする車ですので、魅力的な装備・走りなどほぼ完ぺきといった車だと思っても構わないと思います。
但し、完璧な物などこの世には絶対にはなくやはり長期間乗っているといろいろ不満が出てくるのは人としてはしょうがないこととは思います。じゃあ600馬力だったら?700馬力だったらという問題ではなく、くるまってやはりTPOに合わせた使い方をする物だと思います。
洋服と同じで、ジーパンにTシャツといった服装もあれば、スーツもそうですがTPOに合わせた使い方をやはり自分は求めているのだろうと思います。
メルセデスにはメルセデスのTPO、ポルシェにはポルシェのTPOだと。